- 2006-06-26 (月) 20:31
- 泣きたい
大林宣彦の新・尾道三部作の最初の作品。
美しい尾道のノスタルジックな風景とともに亡き姉の幽霊に見守られながら成長していく多感な少女を石田ひかりが好演する。
優等生の姉・千津子(中嶋朋子)と、妹の実加(石田ひかり)。
ある日、千津子は不慮の事故で命を落とすが、その後、幽霊となって実加の前に現れ、実加が難関にぶつかると千津子が現れ、“ふたり”で次々と難関を突破してゆく。
少しおっちょこちょいな妹は、姉に励まされながら穏やかな日々を過ごしていくが・・・高校進学すると姉・千津子の妹ならと演劇部で主役に抜擢されるが・・・。
しかし、それを妬んだいたずら電話により、母、治子(富司純子)は倒れて入院する。
それと同時に北海道へ単身赴任していた父・雄一(岸部一徳)は・・・。穏やかに流れていくような日々に波紋が訪れる。
美しい地方都市。10代の少女がヒロイン。日本映画の原型のような作品であるが、誰しもが「もしも、自分の身近な人が亡くなっても自分を助けてくれたのなら・・」と思うことはあるはず。
それを独特の世界観で物語っているのであるが、最後、姉の千津子の答え、実加が出した結論が自然の摂理なのであろうか。
この映画の舞台になった坂道には、今でも亡くなった姉の千津子の命日に花束を添えにくる熱狂的なファンがいるとのことです。
また、石田ひかりは、この作品を演じられるのは彼女しかいないとキャスティングされ、映画デビューとなる。その年の映画賞新人賞を総なめする好演を示し、本作のヒロインさながら女優としても大きくステップアップし、その後NHK連続ドラマ「ひらり」でブレイクすることになる。
また中島朋子も北の国からのイメージを払拭することとなるターニングポイントとなる作品と位置づけられると思います。
原作は赤川次郎、音楽は久石譲
が担当、大林監督も挿入歌を歌い話題になった。大林監督の歌は賛否両論のようである。
おススメB級度:★★★★☆ おススメGOOD度:★★★★☆
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赤川次郎◆作品データ
1991年 出演:石田ひかり、中嶋朋子、富司純子 監督:大林宣彦◆あらすじ
優等生の姉・千津子(中島朋子)と、どこか抜けてる妹の実加(石田ひかり)。ある日、千津子は不慮の事故で命を落とすが、その後、幽霊となって実加の前に現れ、実加は姉の力を借りながら、学校内のいざこざや家庭問題、そして恋愛など数々の困難を乗り越えていくのだが…。
