日本映画 感想 批評 サイト
【勝手にレビュー】
振り回されて救われるってあるかもね。

イン・ザ・プール イン・ザ・プール
松尾スズキ 奥田英朗 三木聡

ポニーキャニオン 2005-10-19
売り上げランキング : 434

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

楽天市場で関連商品を見る
おススメB級度:★★★★☆ おススメGOOD度:★★★☆☆   あなたの邦画感想をこちら

ストレスが蔓延する社会、やっぱりどこかおかしくなってしまう人は、いるのでしょうね。この映画は、勃起症の男(オダギリジョー)、神経症のルポライター(市川実和子)、プール依存症のエリート(田辺誠一)などが伊良部総合病院に訪れ精神科医 伊良部(松尾スズキ)の治療を受ける物語。

精神科医というと優しくメンタリティな治療なのが本来の治療なのでしょうが、この伊良部の治療というのがまったくのいい加減なもの。

神経症ルポライターには、「今日は治療なんてしたくないからお茶でも飲みに行こう」といって連れ出し、適当な話をして、おごってもらい挙句には雨が降ってきたから傘を借りて、おかげで彼女は、ずぶ濡れになって帰らされる。

さらに次の治療は、近くにライバルの病院ができたから一緒に石を投げに行こうと言い、彼女にやらせたり、まったく自分本位でいい加減な医者なのだ。

また、勃起症の男の原因が別れた妻ではないか?という仮説のもと元妻の勤める会社まで行き伊良部は「このメス豚淫乱女!」と罵声を浴びせに行く。勃起症男は、離婚の原因が妻の浮気だったため、その事がずっとトラウマになっており、ある意味、それで気持ちの区切りがついてしまう。

こう言った、精神科医 伊良部のいい加減な行動や治療というのは、ある意味、患者にとって結果的にいい治療になったのかもしれない。ストレスに直面した本人は、大変なのでしょうが、このいい加減な精神科医に何だか巻き込まれながら自然と治癒していたり、本来の立ち位置に立っているというような気がする。

考えてみたのですが、「自分とはまったく違う人間との出会い」というのは、とても大事なような気がします。個人的な経験なのですが、ある時期、その頃とても嫌いないわゆる「ヤンキー系」の人たちと過ごさないといけない事があったのですが、彼らのシンプルで人間味のある考え方というのは、自分の偏見や思い込みを打ち破ってくれた事があります。

いろんな意味で、色々巻き込んでくれて迷惑極まりない事もあったのですが、走り回っているうちに本来の自分を取り戻すという事はあるのでしょう。(抽象的な表現で申し分けありません)

みなさんも是非、冒険的な生き方をしてみるといいかもしれませんね。僕はもういいですけど。

この作品は、直木賞作家 奥田英朗の人気シリーズから『イン・ザ・プール』を映画化。監督はシティボーイズライブの作・演出から、「ダウンタウンのごっつええ感じ」『トリビアの泉』なども手がける"笑いの鬼才"三木聡。また伊良部役に初主演となる劇団 大人計画の松尾スズキといった、豪華&冒険的なスタッフで制作されております。

あらすじ
伊良部総合病院の精神科医・伊良部一郎。病院の跡取り息子でありながら、ヒョウ柄のシャツにブーツという医者とは思えぬ出で立ちで、テキトーな診察を続けているお気楽人間だ。お色気ナースのマユミちゃんは伊良部をシカトしているが、なぜかいつもそばにいる。そんな不思議な魅力を放つ伊良部のもとに、今日も患者がやってきた。
ストレスを解消するために始めた水泳に取り憑かれた『プール依存症』のエリート管理職・大森。24時間勃ちっぱなしの『継続性勃起症』の営業マン・田口。家の鍵から焼き肉屋の元栓まで、確認行為を極度に習慣化してしまった『強迫神経症』の女性ルポライター・岩村。みなそれぞれにストレスを抱えた現代人。伊良部のトンデモない診察が始まる…。



 邦画生活 批評・レビュー カテゴリ
●驚きたい SFアクション アドベンチャー パニック ●泣きたい 悲劇 感動 切ない 悲恋
●震えたい ホラー サスペンス スリラー ●踊りたい ミュージカル 音楽 ファンキー
●笑いたい コメディ 喜劇 ラブ・コメディ ●侍いたい 時代劇  史劇 歴史 戦国時代
●感じたい ラブストーリー ドキュメンタリー ドラマ ●和みたい ファンタジー 家族 ふれあい 親子

外角ぎりぎり
自己基準で「外角ぎりぎりOK」なB級映画を紹介。むしろ個性的な映画として、そのアグレッシブな姿勢に拍手を送りたいものですね。
昭和の映画箱
懐古主義ではないのですが、いつの時代でも人間は変わらないものですね。懐かしい風景や出来事。今見ると新鮮な昭和の映画を紹介。
内角ギリギリ
見方によってはギリギリに映画。人によっては映画と言えない!何で見たんだろう。何で選んでしまったんだろう。でも、色々あっていいのだ。


●ホーム
 ●驚きたい
 ●泣きたい
 ●震えたい
 ●踊りたい
 ○笑いたい
 ●侍いたい
 ●感じたい
 ●和みたい
●50音検索

作品資料室

イン・ザ・プール
奥田 英朗
416771101X
本作品の原作。「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。

ぬるーい地獄の歩き方
松尾 スズキ
4167656302
失恋、若ハゲ、痔、子役。辛いのに公には辛がれない、それが「ぬるーい地獄」。ぬるくたって地獄は地獄、だからお願い今夜は辛がらせて…。ヌルジゴの住人たちに、自らもヌルジゴを彷徨った鬼才・松尾スズキがインタビュー。切なくて哀しくて、やがてじんわりおもしろい“平成地獄めぐり。

実写―オダギリジョー写真集
オダギリ ジョー
4835211405
映画、テレビ、舞台、CMなどで幅広く活動するほか、作詞・作曲・プロデュースを自ら手がけたデビューマキシシングル「t」を発表したオダギリジョーの写真集。もう、何でもやってくれる彼のキャラは大すきです。

縷縷日記
市川 実和子 eri 東野 翠れん
4898151671
市川実和子、eri、東野翠れん、3人のあいだでこっそりと回されていたヒミツの“交換日記”。女優、デザイナー、フォトグラファーとして、それぞれ方法は違っても、共通するかわいらしい表現と豊かな世界観、ファッションセンスで、3人は今、女の子憧れの的。

本、CD、DVD、ビデオで有名なオンラインショップ。
世界的に有名なオンラインショッピングサイト。書籍やDVD、ビデオからエレクトロニクス、ソフトウェア、TVゲーム、ホーム&キッチン、おもちゃ&ホビーなども販売しています。
日本映画ご当地マップ
日本映画ご当地マップ 都道府県の日本映画を紹介するサイト


←前の作品へ                   次の作品へ→
邦画生活 ホーム